2017年9月14日木曜日

バッティストーニ讃

アンドレア・バッティストーニの振る「オテロ」の公演に行きました。東京フィルがこの若き才能を早くに見出したことに感謝の気持ちしかありません。演奏会形式ながら、その昔、大野和士氏がやったオペラ・コンチェルタンテのように、衣装や装置はないものの、歌手も合唱も譜面を持たず、ステージ上を結構動いて、へたな読み替え演出などよりずっと音楽の本質に触れることのできる上演でした。そして今回はメディアアーティストの真鍋大度氏が、照明を越えた流行のプロジェクション・マッピングのような映像で共演しました。映像については賛否もあるでしょうし、私自身、多少うるさいなと感じるシーンもありましたが、オペラ上演の未来に期待を感じる演出だったと思います。それにしても、やはり主役はマエストロとオーケストラでしょう。今年30歳になるこの若者がどうしてこれほどの音楽ドラマを築くことができるのか。緻密に練り上げられ、一瞬の隙もない血の通った音楽!まるで、水や空気のように自由自在に変化して、歌手や合唱ばかりか、私たち聴衆の呼吸まで支配してしまう。彼が世界のオペラハウスから引っ張りだこになるのも当然のことだと思います。オテロが死んで、最後の音が消えたとき、もう私には拍手をする気力も残されていませんでした。もうお腹いっぱい。緊張と集中でぐったりです。なのにマエストロは元気いっぱい。若いんだね、たしかに。終演後に楽屋表敬。やあ!と出迎えてくれたのは陽気なイタリア青年なのですから、本当に参ってしまいます。私の勤める新宿文化センターでは今年2月の「ヴェルディ/レクイエム」に続いて、来年3月に「オルフ/カルミナ・ブラーナ」をバッティストーニに振ってもらいます。本当に心強い仕事仲間!マエストロ、素敵な演奏会をありがとう。
凄まじく高カロリーのオテロでした

2017年8月20日日曜日

暑気払い

お盆も過ぎたあたりでと、オペレッタ劇場のピアニスト児玉ゆかりさん(我々関係者のなかでは“児玉プロ”と呼ばれています)が音頭をとってくださって、暑気払いが企画されました。暑気といっても、東京は8月に入って連続の雨という記録。涼しい夕方でしたが、飲むための理由なら何だっていいわけです(笑)。当劇場の打上げ会場、新宿の和平飯店で18時からのスタートでした。メンバーは、家田紀子さん、里中トヨコさん、清水純さん、菊地美奈さん、北澤幸さん、そして児玉プロと私。つまりディーヴァたちに囲まれてのハーレム状態。タンホイザーの気持ちがよくわかります。私もローマ詣しないといけませんね。食事もお酒も進んで、すっかりいい気分。みんなで日本のオペレッタの来し方行く末なんか、結構、熱く話し込んでしまいました。日本でオペレッタをけん引している方々は皆、男性なので、ディーヴァたちがどう感じて、どう考えていらっしゃるか。ある意味、とっても客観的に、そして愛情深く、日本のオペレッタを盛り上げたいと思っていらっしゃることに改めて感動してしまいました。本当に素晴らしい仲間たちです。
麗しのディーヴァたちに囲まれて

2017年8月18日金曜日

オペレッタ対談

オペレッタ・コンクールでお世話になった黒田晋也先生からお話があり、黒田先生が月刊音楽現代で持っていらっしゃるオペレッタ対談企画に参加させていただきました。ご一緒したのは東京オペレッタ劇場の角岳史さん。すでに雑誌は7月号として発売されましたので、ひょっとしてご覧になった方がいらっしゃるかもしれません。紙面では、角さんと私のオペレッタに関わるきっかけや、日本語唱の是非、今後の抱負など、どうしても限られた分量だけになってしまいましたが、本当はその何十倍もお話しているのですね。オフレコ話も含めて(そっちの方が赤裸々で楽しいわけですが)、たっぷり2時間近く。それぞれの立場や考え方があって、なかなか団体を一つにするのは難しいけれど、これほどオペレッタが好きという人たちなのだから、どうにかフェスティバルのような形でも一緒にできる機会があれば、きっとファンは嬉しいだろうなあと、客目線の感想を持ってしまいました。でも、いつか実現したいな…。

音楽現代7月号をご覧ください

2017年3月7日火曜日

グルメな休日


少し前のことになりますが、よーく晴れた2月のとある一日、食道楽に徹してまいりました。最初のお目当ては三島広小路にある鰻の名店「桜家」。到着は朝11時10分くらいで、少し早すぎたかなと思いきや、すでにお店は開店しており(10時55分には開いているそうです)、暖かな日の光のなかで呼ばれるのを待ちます。5分後に、警備員風のおじさんが「うなぎ、待ってるよ!」と呼んでくれて無事入店です。下足札をもらい二階の座敷に通されます。うな重は2枚(1匹)、3枚(1匹半)、4枚(2匹)から選びます。中庸を好む私は3枚を注文。さらに10分待って、主役の登場です。よく脂が乗って、口の中に運ぶとほろほろと解ける心地よさ。富士の伏流水で身も心も清らかに育った鰻君の美味なることよ!もう、あっという間に完食です。車で15分も走って、お次は沼津港。河津桜が咲き始めて、観光客がバス単位で訪れる観光スポットでもあります。駿河湾で取れる新鮮な魚介。寿司あり、丼あり、刺身あり。そこそこ腹いっぱいなのに、駿河の寿司は入るのであります。生しらす、桜えびの軍艦、鯵は刺身で、鰯の握りはおかわりしちゃいました。馴染みの魚屋で干物をお土産に購入します。朝から美しかった富士山は、午後になっても全く曇らず、一日中、美しいお姿を見せてくれました。沼津から富士吉田を経由して都留へと走ります。富士の水で淹れたコーヒーを2杯飲んで、あとは一路、東京へ。食い意地の張った初春の一日でした。

 足柄SAからの富士山
 三島広小路駅前に到着…もうすぐ鰻
 ここが名店 桜家
 神々しい見事なうな重
 沼津港からの富士山
春うららか駿河湾

2017年3月5日日曜日

ご来場ありがとうございました!


今回もおかげさまで満席の小ホール。大勢のお客様に見ていただけた幸せに包まれて無事公演を終えることができました。皆さんとの一期一会、その積み重ねが「新宿オペレッタ劇場」の宝物です。お客様と一緒に〝新宿オペレッタ劇場の歌〟を歌える愉しさ!これが私たちの劇場の醍醐味でもあります。また来年、一緒にこの歌を歌いましょう!ありがとうございました!!

 終演直後の舞台裏にて全員集合!
 放っておくとすぐにこうなる…
もちろん打ち上げは和平飯店

2017年3月3日金曜日

明日がんばります!


本番会場での前日リハーサルもばっちり。あとは明日のお客様を迎えるだけ。出演者、スタッフ一同、お待ちしています。ほんの少し当日券、出るようです。9時から電話予約も可能とのこと。ぜひぜひ、聞きにきてください。

オペレッタ劇場出演者より愛をこめて

2017年1月15日日曜日

新宿オペレッタ劇場23始動!


お待たせしました。23回目の新宿オペレッタ劇場が動き始めました。前回はワルツ王ヨハン・シュトラウスとウィンナ・オペレッタ最後の巨匠ロベルト・シュトルツを特集しました。いわばオペレッタの“キセル乗車”、最初と最後を聴いていただきました。ならば、今回はその逆を行きましょう。始発駅と終着駅の間を“各駅停車”。フランツ・レハールとエメリッヒ・カールマンを中心に、ベルリン・オペレッタの巨匠パウル・リンケの名作《フラウ・ルーナ(月夫人)》の名曲をまとめて取り上げます。コンサートの最後は、ご存じ、リンケの「ベルリン気質」。日本初演作品ももちろんございます。チケットは昨年末より販売しておりますので、良い席はお早めに!
稽古もスタート!劇場でお待ちしてます!