2013年6月28日金曜日

家田さんと勝又さん登場

2回目の稽古に家田さんと勝又さんが初登場。とくに家田さんとは初めてお仕事をご一緒することになります。お二人ともイタリア・オペラでのご活躍が印象的ですが、オペレッタも言うに及ばず。家田さんは日本オペレッタ協会最後の舞台、「ヴェニスの一夜」でのアンニーナが素晴らしく、彼女の大車輪の活躍あってこその舞台だったと記憶しています。なので、どんなに座長っぽい方なのかなとこちらもちょっと構えていたのですが、どうしてどうして、とても気さくな方、とても洒落た方でした。こちらが「じゃ、こんな感じでお願いできますか?」と申し上げると、私の思った以上に素敵な音楽に仕立ててくださるのです。うーん、こういう稽古、楽しいなあ。一方、勝又さんは「トゥーランドット」のカラフ役を終えたばかり。それが一転のオペレッタ。誰も寝てはならぬ…なんて歌いあげちゃうのかな、と思ったのですが…いや、じつに甘い。とろけるようにあま~い歌声なんです。ご当人はまだ戸惑いもあるようですが、これはオペレッタ向きですよ、本当に。素晴らしい。ぜひぜひ皆さんに聞いてもらいたいです。じつはこの日、立ち稽古も少し始まりまして、北村さん、勝又さん、赤池さんは相当に長時間の負荷のかかった稽古になりました。あと2週間、がんばりまするぞ。

真剣なアンサンブル稽古

2013年6月26日水曜日

産みの苦しみ

今回、じつはキックオフとなる稽古の前に“下稽古”をやりました。都合によりメンバー全員が参加したわけではありませんが、なかなか異例の出来事です。気合の表れでしょうか…ふふ。まあ意図はさておき、そのおかげで初回の練習から、いくつかのナンバーは先が見えてきました。そこで予定を少し早めて、6月の稽古から“立ち稽古”を始めることにしました。そうなると余裕がなくなるのが私たち制作サイド。どういう舞台にするか、もう全体を頭に描きながら演出を考えなくてはなりません。これが毎度おなじみ“産みの苦しみ”です。楽譜とにらめっこ。演者を頭のなかで動かして、いい線を探していきます。ぴったりはまったときの楽しさ。なかなか決まらないときの辛さ。そのはざまで揺れ動く私です。

楽譜とにらめっこ

2013年6月25日火曜日

初稽古ありました

先日、初稽古がありました。気合十分…というより、いつもどおり和やかなスタート。新宿オペレッタ劇場初参加となる廣橋英枝さんからごあいさつをいただき、そのあとは馴染みのメンバーが一言ずつ。いつもどおり手がかりの少ない楽曲を、ああでもない、こうでもないと話しながら、歌い方や曲の寸法を決めていきます。北村さん曰く「今回は印象的な曲が多いなあ」。私も同感。自分で選んでおいて言うのもなんですが、なかなかの粒ぞろいです。廣橋さんも若いのに、とても柔軟に“オペ劇流の練習”に付き合ってくれます。ただ心配なのは“踊り”だそうで。それはやはり初参加、初オペレッタとなる勝又さんも心配していたのですが、その勝又さんに向かって「でも大丈夫。その人にレベルに合わせた振付にしてくれるから」とは佐藤さんの弁。さすがベテラン。その佐藤さんと赤池さんの喜歌劇「離婚した女」からの二重唱は、初稽古からなかなかの盛り上がりを見せ、この先が楽しみです。みなさんのお目にかけるまで、楽曲の姿は二転三転します。音楽や作品の本質に近づいていくたびに見せる変化。練習の醍醐味でもあります。練習の後は、もうすっかりこのブログでもおなじみの歌舞伎町和平飯店でキックオフ会の乾杯!ここの餃子を食べないと新宿オペレッタは始まりません。話題は平成生まれの廣橋さんに集中。いよいよ当劇場もそういう世代を迎え入れることになったのですね。いずれにしても話題の多い今回のプロジェクト。お楽しみに。1階のお席はずいぶん埋まってきていますのでお早めにご注文ください!

新宿オペレッタ キックオフ

2013年6月7日金曜日

うなぎを食べに行きました

佐原と銚子の間にある笹川というのどかな田舎町に、うなぎを食べに行きました。利根川沿いの田園風景のなかに、川魚割烹「たべた」があります。割烹とはいってもご近所の職人さんも食べにくるお店だけあって、とんかつ定食も生姜焼き定食もやってます。お目当ての天然ものは、農繁期ということで採りに行く人手がないとのこと。天然に近い味というブランド鰻「坂東太郎」を食しました。白焼きはあっさりしすぎて今ひとつでしたが、蒲焼のうな重はなかなかの美味。野趣みは残しながら、ふっくらほこほこで楽しめました。そのほかにも、どじょうの柳川や鯉のあらいなど川魚ならではメニューもいただいて大満足!帰りは佐原に立ち寄り、香取神社に参拝。風情ある佐原町で舟遊びを楽しみました。

川魚割烹たべた

外はのどかな田園風景

鯉のあらい

どじょうの柳川

うなぎの白焼き

メインの蒲焼

香取神宮でお参り

佐原で川遊び

2013年6月2日日曜日

日本オペレッタ協会の解散に思う

ふと日本オペレッタ協会のホームページを開いてみました。すると冒頭に、平成25年4月25日付けで協会が解散したとの告知が出ていました。本当に静かに幕を閉じたという感じでしょうか。とくに寺崎先生のご挨拶やコメントもなく、その役割と年月の重みを振り返る様子もない、静かなる宣告。最後の舞台「ヴェニスの一夜」から約2か月の出来事でした。私は、その歴史の最後の方で寺崎先生と親しくさせていただくことがあったものの、この団体とはあくまで一ファンとしての関わりしかありません。たくさんの日本初演となるオペレッタを精力的に提供してくれた団体。楽譜を集めて、日本語の台本・訳詞を作って、お金を集めて、稽古して、でも初演だと知名度が低いからチケットはなかなか売れなくて(笑)。有名作品を扱う5倍も10倍も苦労するんです、実際。それを支えるのは使命感と熱意しかなかったはずです。そしてそれが寺崎先生にたくさんあった。それが日本オペレッタ協会の存在理由でした。“解散”に至る理由を、王子駅裏の飲み屋で先生から直接伺ったときは、法制度の建前から仕方ないことと思いました。でも、組織がなくなって、先生の使命感や熱意はどうなるだろうというのは、ファンとして本当に気になるところです。もちろん冷たくなったホームページにそれを暗示するものは何もありません。私たちファンは、ただ待つしかないのです。ひとりの演出家の熱意が、再び舞台に灯を点す日が来ることを。