2014年1月25日土曜日

オペレッタ劇場新年会

“新宿オペレッタ劇場”は組織としての実体がありません。歌手の方たちを団員として囲うこともありませんし、お客様を会員として囲うこともしていません。継続した経営体ではないのです。それでも出演者の方たちは“オペ劇ファミリー”として仲良く、緩い連帯感をもって結びついています。その一つの現れが季節の節目ごとの宴会です。新年会、暑気払い、忘年会は、名幹事であるピアニストの児玉さん(ファミリーでは「児玉プロ」と呼ばれます)の声掛けで始動します。今年の新年会には私と児玉さんを含め10人が集まりました。全員、8月に予定される次回公演の出演者でしたから、さながら決起集会!と思いきや、普通に愉快な飲み会でした。いや、普通じゃなかったかな。少し飲み騒ぎましたね。なにせ歌い手ばかりなので声が大きいのですよ。この日は我らがベースキャンプ和平飯店のお客様が少なかったのでお店に迷惑はかけなかったと思うのですが。よく出入禁止にならないものだと、いつも思います。ファミリーの方たちのご結婚や、ご出産が立て続けにあり、嬉しい報告が宴会を盛り上げてくれました。

賑やか新年会!

2014年1月21日火曜日

オペレッタコンクール演奏会

1月18日、代々木のHakuju Hallに行ってまいりました。できた当初くらいに一度行って以来なので地図を片手に。音響設計ができすぎているのか、とにかくよく響くホール。まるで風呂の中。小声でも十分に勝負ができます。アマチュア部門の受賞者8人、プロ部門6人、そしてゲストの小林晴美先生。コンクール受賞者の皆さんは、本選のときの緊張感とは違うなあ。同じ緊張感でもヘンな堅さではないな、と感じました。もしこの演奏会が審査の対象だったら相当迷うなあというのが正直な感想でした。プログラムがバラエティに富んでいたのも良かったです。コンクール直後には、みんなアデーレとハンナ・グラヴァリなどと苦言を呈しましたが、オペレッタには素敵な曲がたくさんあるわけです。審査される側の方といえど、普通のお客様からすれば“専門の方”“勉強をされた方”なわけですから、もっといろんな曲にチャレンジしてほしいなあと思っていました。今回の演奏会では、予選本選とは違う曲をきちんと準備され、また別の顔を見せてくださった演者さんが何人かおられました。私にはそれがとても嬉しいことでした。会場にはオペレッタの好きな一般のファンの方もお見えになっています。身内だけが集まる“ピアノのおさらい会”ではありません。それを意識できたかどうか。私にはとても大切なことに思えます。終演後の親睦会で、黒田先生から今年の第3回コンクールもよろしくお願いします!と念を押されました。オペレッタの灯が続くことを願って、微力ながらお手伝いをさせていただければ本望です。

ガレリア座の出来たてチラシもはさみこみ

2014年1月14日火曜日

ガレリア座の初稽古

ガレリア座の次回演目、カールマン作曲喜歌劇「シカゴ大公令嬢」の音楽稽古は昨年9月から始まっていました。年末までの私は全体構成の考案と台本の執筆にあたっていましたので、年明けからが私の出番という感じです。いつの公演でもそうですが演出卓に座る最初の稽古は緊張します。さて、この作品をどうやって世に送り出そうか。まっさら無垢の作品に触ることの恐れでしょうか。始まってしまえば何のことはなく、スルリといつものペースになってしまうのですけれどね。今回の作品はアメリカ音楽―ジャズやチャールストンなどの要素が多く入り、一見派手でミュージカルみたいな面白さがあります。ですが作品の背景となる第二次大戦前夜の時代を思うと、単純なお祭り騒ぎでこの作品を片付ける気が私には毛頭ないのです。とはいえ、オペレッタは娯楽作品でもあります。はやりのペーター・コンヴィチュニーのような手法で何かを白日のもとに晒すというのも洒落ませんね。でも何かのメッセージは届けたい。ヨハン・シュトラウスが「こうもり」に隠したヨーロッパの勢力地図への皮肉。レハールが「微笑みの国」という悲劇のテーマに掲げた東西文化の交錯。カールマンが「チャールダーシュの女王」に忍ばせた身分社会の崩壊。楽しさや笑いといった仕立ての良いコートの裏にそっと隠された大人だけが理解できる苦い味。それが私の好きなオペレッタです。と、自分で勝手にハードルを上げてしまいました。私の稽古も始まりました。

演出初日にいきなりプロローグ完成

2014年1月8日水曜日

あけましておめでとうございます

年の初めからいきなり年末の回顧で申し訳ないのですが、「あー、そろそろ始めないとなあ」とぼんやり考えていたところ猛烈にやる気が沸いてきて、2014年の新宿オペレッタ劇場への出演依頼を始めたのでした。今度は20回の記念公演。できるだけ多くのメンバーに出てほしい。みんな売れっ子さんですからね。時期が夏でも、今からだって間に合わないかもしれない。そんな思いが私を急がせたのです。残念ながら都合がつかない人も少し、あるいは個人的な(わりとおめでたい事情で)出演できない人も少し。でも、思いのほか多くのメンバーから、出てくださるというお返事をいただきつつあります。来月あたりには発表できると思いますので少々お待ちを。さて、もう一つ年末のお話。昨年のオペレッタコンクールのご縁で、オペレッタ座の黒田晋也先生からご招待いただき「年忘れウィーン・オペレッタコンサート」に伺いました。オペレッタ座を中心に三団体がコラボする楽しいステージでした。なかでも青山学院大学にできたオペレッタクラブの若いメンバーが、舞台経験の少なさを補って余りある“勢い”を見せてくれたのが印象的でした。私も高校生の頃にオペレッタの洗礼を受けて今があります。彼らが日本のオペレッタ界の一翼を担う日が、いずれ来るのかもしれません。私の主宰するガレリア座も、年末にすべての訳詞と台本を通しで流してみて全体像を捉えることができました。いよいよ日本初演のオペレッタ「シカゴ大公令嬢」の稽古も本格化します。今年も私はオペレッタ三昧。頑張ります!

ガレリア座の次回公演チラシ