2014年8月29日金曜日

充電期間と言いながら


8月の新宿オペレッタ劇場までは相当忙しく過ごしてきたのですが、それに比べれば心安らかな日々を過ごしている8月下旬の私です。のんびりできる休日の幸せを噛みしめつつも元来、貧乏性な質でしょうか、何かをやっていないと落ち着かないのもまた事実。今はさる作曲家の方から短い(本当に短い!)オペラの台本を書く依頼をいただき、それが制作活動の真ん中に来ています。将来的にはそれを発展させた形で長い作品になるかもしれないということで、原作のお話を台詞のやりとりに換えるのが今回のミッションです。先日はオペレッタ劇場でもおなじみ、テノールの佐藤一昭先生が指揮をされている荒川フィルハーモニー合唱団のための石川啄木を題材にした新作合唱作品(作曲は安藤由布樹先生)の構成&ナレーション台本書きをして我ながらとても良い作品に仕上がったので、今回も調子に乗ってトライしてみたのですが…。ナレーション作品とはまた全然違う難しさがあり頭を悩ませました。オペラの場合、原則、語り手がいないので、原作の“地”の部分を台詞のなかで表現するか、あるいは割愛してしまうか、そういう悩みです。ガレリア座でオペレッタの台本を翻案しているときは、もともとの台本があるわけで、その流れに乗ればいいわけです。原作にもカギ括弧の付いた台詞はあるのですが、“地”が8割以上。これを台詞に落とし込むと、台詞がすべて説明になってしまう!おお、神よ!それでも、経験が私を助けてくれますね。本当に経験は大切。これまで出会った作品を振り返りながら、どうにかこうにか台本を書きあげ、それをガレリア座でも新宿オペレッタ劇場でも日本語訳で私を助けてくれる訳詞家の三浦真弓に送り英訳にしてもらいました(海外での上演を予定している作品なので)。さあて、ここからひと月。作曲家の先生と三浦さんと私との詰めの作業が始まります。

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