2014年9月30日火曜日

第3回ウィーンオペレッタコンクール予選~その1

9月28日、お天気も上々のなか、まずはつつがなく予選会が終わりました。結果から言えば、昨年よりも出演者の皆さん、十分な底上げがあったなあという印象です。プロもアマも。あらら…という方はいらっしゃらなかった。それに何よりも収穫なのは、曲目が多彩になったことでしょう。昨年、全部アデーレと私が揶揄したせいではないと思いますが、アマチュア部門に至ってはアデーレを歌ったのはたった一人。これは立派です。とくにアマチュアの皆さんはよく頑張った!素晴らしい!もちろん声勝負ではプロの人たちに勝てないのは道理ですが、オペレッタの場合、それだけじゃありませんからね。コンクールの枠組みを外して、出場したメンバーで舞台を作ったらかなり面白いものができるんじゃないの?そんなふうに思わせる出場者の生き生きとした個性を感じました。率直に楽しかったです。アマチュア部門が終わって審査員室に戻ってきたとき、審査員の先生方も軽く興奮している感じがしました。そういう時って、みんな話したい、言いたいという空気が出ているんですよね。審査員長の黒田先生に促される前に、みなさん勝手に感想戦に突入していました。誰々は昨年より格段にうまくなったとか、あの上手い人はいったい誰なの?という感じで。実際、アマチュアの方はこちらの想像を越えたり、嬉しく予想を裏切ってくれたりするのが醍醐味、というのが20年来、アマチュア歌劇団を率いてきた私の正直な感想です。

2014年9月24日水曜日

まもなくオペレッタコンクール


昨年初めて審査員として携わらせていただいたウィーンオペレッタコンクール(主催:オペレッタ座)。今年も第3回の予選が9月28日に南大沢文化会館で行われます。プロフェッショナル部門とアマチュア部門、どんな方たちとお会いできるのかとても楽しみです。昨年のプロフェッショナル部門の最高位だった推屋瞳さんには8月の新宿オペレッタ劇場にご出演いただきました。オペレッタの場合、必ずしも歌の上手さだけではない評価ポイントがあります。人を魅せる力、思わず笑みがこぼれてしまうようなステージング、あるいは、ああこの人、オペレッタが好きなんだなと思わせてしまう情熱などなど。昨年は私、コンクール後に「みんなアデーレ。もっとオペレッタを研究しましょう。客席には何倍も詳しい人、好きな人が座っているのだから。」と辛口なことも申しました。今年もアデーレばかりにならないことを祈っています(笑)
第3回ウィーンオペレッタコンクール予選迫る

2014年9月20日土曜日

福留君の送別会


新宿オペレッタ劇場ファミリーとして、すっかりおなじみのテノール、福留和大君。端正なマスクで舞台上では二枚目なのに、性格は完全に三枚目。自分の出演する回でなくてもお客様を連れてきてくれたり、打ち上げに顔を出してくれたり、ファミリー愛に溢れた人でもあります。そんな福留君が、とある理由で東京を去ることになりました。行先は九州。そうなると、この先、なかなか出演は難しくなってしまうので、メンバーで少々遅い暑気払いを兼ねた送別会を開きました。明るい彼の性格そのままに湿っぽい話はなし。新宿オペレッタ劇場の九州公演を企画しよう!などと威勢のいい話も。でも正直、ムードメーカーがいなくなることはものすごく寂しいのです。人生はままならない。でもそれだから楽しいことが楽しく感じられるのかもしれません。福留君の新たな暮らしが実り多く豊かなものであることを願わずにいられません。
               
                Gute Kameraden

2014年9月15日月曜日

誕生の瞬間に向けて


といっても別に私に子供ができるという話ではありません。新しいオペラの台本を書いています。すでに日本語台本は私の手を離れ、ボストン在住の訳詞家、三浦さんと作曲家の先生の間で英訳を音に乗せるテクニカルな作業が続いています。製作のリミットもあり、まさに正念場に掛かっています。一方、私はそのオペラの最終形となるプロット作りの最中で、これも作曲家の先生の思いとやりとりをしながら作業を進めます。少しでも良いものをという気持ちから、ああでもない、こうでもないと迷いながらの作業です。私も現代音楽のオペラについては初体験。苦しくも楽しい創作活動であります。